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愛用のデジタルカメラ
ニコンD700
重量 1.3〜1.4kg
県展入選作品 「得意満面」  祭りを楽しむ人々の表情、動きが印象的な作品です。
県展入選作品の前で 佐藤修身さんと奥様
愛用のカメラで被写体の紫陽花にシャッターを切る佐藤修身さん



 佐藤修身さん78歳、現役を引退してから長岡市南部地域の古文書研修、町内会長、老人クラブ会長の忙しい公用の合間にゴルフ・カメラの趣味を持つ、今一番凝っている事柄はカメラだと言い切る。カメラとの出会いは電電公社入社当時メーデーをレンズを通して見た時の人々の活き活きした表情だった。その後転勤や仕事が忙しくカメラを手にすることは無かった。
 現役を引退した時家族とテレビを見ていた時、家族が腹を抱えて笑っているのに、一緒になって笑えない、自分の感情に対して少し疑問が生じたことと、テレビを見るよりレンズを通して自然界を見ようと思った事が始まり。
 愛用のカメラはこれまで7台、何れもフイルム式で部品の調達が難しくなってきたことから売り払って現在は、主としてデジタルカメラを愛用している。
 歳も取ってきたことから、いながらにして写額が決められるよう24ミリから70ミリのズームレンズを使っている。
 最初は風景を被写体としていた、陽が斜めに差し込む時に立体的な写真が撮れる、いきおい早朝に出かけ帰りは夜遅くなる日が多くなった、当然家族は心配し無理やり携帯を持たせられた。
 「事実を伝える事が写真」、イメージを持って被写体に相対するが、たまたまシャッターを押した写真が自分でも想像出来ないほど良い写真が撮れることもあるが 風景はすでに色々のアングルで皆が撮りつくされた感があり、最近では人物に軸足を移している。
 長岡まつり写真コンクール大賞、長岡市展奨励賞、そして今回県展入選と評価を頂いた。
 今後の目標はと聞くと間髪いれず「滝を撮りたい」と答えが帰ってきた。理由を聞くと「滝には表情があり、人の表情にも似ている、そして何にもまして神々しい」との事であった。
 滝を撮るとなると険しい山道に分け入る事から危険が伴う、その辺の事を奥様に伺うと「好きな事をやると決めた主人は誰にも止められません、あきらめていますが家族の為にあんまり無理をせず、気をつけて撮ってきてほしい」との深い理解と愛情溢れるコメントが帰ってきました。
 佐藤修身さんが良い写真が撮れる事を祈って佐藤家を後にした。        

                           (7/6) 取材担当:今村 泉
熱中人第2弾 長岡市宮内にお住まいの佐藤修身さんにご登場頂きました